チベット仏画師で占い師でもあるユミツエワンは、れっきとした日本人。日本人であるにも関わらず、日本語がちょっと下手だ。私の妻でもある彼女との日常会話を記録することにした。
「あさチャン、歳とったら何かアプリ体に入れた方がいいかな?」
「サプリだろうが!」
散髪中。
「あさチャン、髪切って若い子にモテたいんでしょ。ホルモン出そうとしても無駄よ!」
「だから、ホルモン(内臓)出したら死ぬわ!!!!フェロモン!!」
「あさチャン。今日は髪がツルツルでしょ」
「あら、確かに艶があるね」
「だって、あさチャンが買った馬糞のコンディショナー使ったんだもん!」
「ちょっと待て・馬油!!!」
「今日のあさちゃん七面六臂の活躍ね」
「人を七面鳥みたいに言うなよ。八面六臂だろーが!」
「てんかんの発想で…」
「ちょっと待ってそれ、発想の転換!」
「あさちゃん、豚バラブロック買ってきてぇ〜‼︎ベトコン作るから!」
「ベーコンだろうがぁーーー!」
「あさちゃん。新しいコロナって無表情の人も居るらしいね」
「あのね・・・・無症状」
「今日は帰りに温泉行こうよ、美里町の温泉・・ええと、なんだっけ、『素股の湯』?」
「それは、佐俣(さまた)の湯!」
「あさチャン、歳とったら何かアプリ体に入れた方がいいかな?」 「サプリだろうが!」